医療法人 陽心会グループについて
理事長あいさつ
医療法人陽心会
理事長 高良 健
医療法人陽心会が大道の地に大道中央病院を設立して30年が過ぎました。その間、地域の皆様とともに地域に必要な医療と福祉を模索してきました。
当法人の基本となるテーマは、“自宅の病床化”です。この地に生まれこの地に育った私たちにとって、地域の先輩方が徐々に高齢化して介護を受けるようになり、そして医療を必要とする状況になっていく中で、なぜ慢性疾患病棟に入院するのか?「介護を受けやすいj 「いざという時に安心して医療を受けられる」などの利点はあるが、入院すると生活も変わればプライバシーもなくなる。「本当にこれでよいのか?」と疑問を抱くようになりました。
快適な自宅にいながら必要に応じて介護を、そして本当に必要な時に充実した医療を受けることができるシステムが必要と考え、自宅に慢性疾患病棟の全ての機能を持ち込み、いざという時は隣の急性疾患病棟で対応できる。さらにリハビリテーションを十分に行い、もとの生活ができるようにする。
さらに街全体をデイケアやリハビリテーションの場として活用し(生活リハビリ)、20~30代の頃に行っていた「ものを生産する、販売する、消費する」といった経済的活動や、文化・運動・趣味といった分野まで80~90代になっても同様に行えるようにする。身体的ハンディのある方や気な方々がお互いに助け合いながら、そして若者がそれをサポートしながらできるだけ気に生きる街づくリをする(ハードのみならず、年齢・職業・身体的全てを乗リ越えたバリアフリー 化)。
そして日本が高齢化社会を迎え、経済が縮小し、自分たちの社会は自分たちで守らなくてはならないという時代に突入していく中、医療という観点から私たちは社会をサポートしていきます。
医療も他の職種と同様に街の構成要素の1つにしかすぎません。しかし、医療・福祉という見地から「衣」「食」「住」を捉えると、医療的に安全でリラツクスできる衣類、医療的に表えられた食事、医療的に考えられた住居など、分野は無限に広がっていきます。
医療を付加価値と考えると夢は広がっていきます。私たちは「本当に快適で合理的な社全づくリ」を目指して遊進してまいリます。